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ICCプロファイルを使った色変換
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それでは、プロファイルを使った色変換がどの様にして行われているかを見てみましょう。
もうお気づきかと思いますが、上の模式図のように、プロファイルによって、CMYKでもRGBでも同じように、Labというカラースペースに置き換えることが出来ます。プロファイルを使ったカラーマネージメントは、参照したい色に対して、出力する色を合わせていく、カラーマッチングの技法ですので、出力の色をどの色に合わせていくかという参照となるプロファイルが必要になります。これを入力プロファイル(インプットプロファイルまたはソーズプロファイルと呼ぶこともあります)と呼んでいます。また、カラーマッチングさせるために、出力デバイスの出力条件に合ったプロファイルを用意します。このプロファイルを出力プロファイル(アウトプットプロファイルとも呼びます)と呼びます。
例えば、インクジェットプリンタで印刷したいデータがあります。M100、Y100 という赤い色を印刷するときに、カラーマネージメントシステムにより、印刷データの M100、Y100 という色が、選択されている入力プロファイル上(すなわちカラーマッチングさせたい色)で、M100、Y100 に対応するLabの値に変換されます。例えば、入力プロファイルから L=47、a=70、b=44 という風に変換されたとします。次に、選択されている出力プロファイル上で、L=47、a=70、b=44 に対応したCMYKの値を探します。もし、そのプロファイルで、L=47、a=70、b=44 という色が色域の中にあり再現できる色であれば、そのLabの値に対応したCMYKの値を呼び出し、例えば、出力プロファイルから、C=0、M=76.5、Y=84.4、K=0 というようにCMYKに変換され、色変換が完了します。この色変換の処理が印刷したいデータ上にある全ての色に対して実行され、印刷データに変換されていきます。
この例では話を単純化するために、プロファイルによる色変換の概念を説明していますが、現実には、入力プロファイルの色域の方が広く、出力デバイスでは再現できない色が出てくることも多くあります。このような場合は、ある条件設定の中で一番適切な色を抽出して、出力デバイスで再現できる色に変換する色の置き換えや色の切り落としが行われます。その条件設定のことをレンダリング・インテントまたは単にレンダリングと呼びます。レンダリングインテントは、一般的にカラーマネージメントシステム上で、任意に選択できます。
